流行性角結膜炎について

アデノウィルスに感染して起こる急性の結膜炎で、白目全体が強く充血し、まぶたの腫れ、多くのめやに、かすみがあり時に耳の前のリンパ節が腫れます。

小児では発熱があることもあります。

症状を和らげるため抗菌剤やステロイドの点眼薬を使います。

感染後5~7日間の潜伏期間をおいて発症し、その後1~2週間は他人への感染力があります。

この時期にはめやにや涙を介してウィルスが感染するので注意が必要です。

以下に注意点を挙げます。

  • よく手を洗う。
  • タオルなど目に触れるものは共有しない。
  • 目のところを触らない。
  • めやにはティッシュペーパーなど捨てるものでふく。
  • 眼帯はしない。
  • 保育園、幼稚園、学校、職場は集団感染を防ぐため休むほうが良い。

後遺症として点状角膜炎があります。

本来透明な角膜に点々とした濁りができるので、かすみやまぶしさが続き、数か月点眼治療が必要なこともあります。